3Dプリント事例

3Dプリンターでネジを印刷する!精密プリントに挑戦

UP BOXでプリントしたネジ

3Dプリンターで作る部品で、割と多いのが「ネジ」です。

今回は、UPBOXを使ってM3〜M8のボルトとナットをプリントしてみました。

積層ピッチを0.1mmにしましたが
UPBOXではどこまでのネジができるでしょうか。

 

機種 UP BOX
積層ピッチ 0.1mm
素材 ABS
時間 ボルト:1時間半 ナット:1時間

 

 

ネジのデータを作ってUP BOXでプリントしてみる

まずは、3DCADのFusion360でM3〜M8のボルトとナットを作成します。

ネジコマンドを使えば、簡単にクリアランスの入ったネジができます。

ネジのデータ

 

3DデータをSTLに書き出して、UPシリーズのソフトウェアUP Studioでプリントの設定をします。

UP Studioでは、積層ピッチやサポート材の付け方、プリント密度などを指定することができます。

 

サポート材がどうつくかのシミュレーションもできるので、なかなか便利です。

今回のネジは、そこ面を支えるラフトがつくだけで、サポート材を生成しなくてもできるようですね?

UP Studio

 

 

 

早速UP BOXでプリントしてみましたが、サポート材がつかずに綺麗なネジが印刷できています。

 

UP BOXでネジを作成

 

 

プリントしたネジを使ってみる

プリントしたのは、M3〜M8のボルトとナットです。(プリント時間は合計で2時間半ぐらいです)

ネジの断面をみてみると結構綺麗に出力されており、ナットを手で締めることができます。

ネジの断面

 

M4までのネジは、しっかり造形されておりネジとしてきちんと機能しました。

M3はネジが閉まらず、造形も微妙だったのでUP BOXではM4が限界のようですね。

 

M3〜M8のネジ

 

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